たこ焼きのススメ ~家でたこ焼きを作ろう!~



COVID-19の影響で、家族で外出が出来ない状況ですね。我が家でも、子供3人が自宅待機状態でして、中々にストレスが溜まり易い状態です。

そんな中、あえて逆転の発想で考えてみますと、家族みんなそろって、家でお昼ごはんをゆっくりと食べるチャンスが、増えているとも言えるのではないでしょうか?そこで、このストレスが溜まり易い状況を、なるべく快適に乗り切る為に、時間があるときにおすすめな、イベント的お昼ごはんを、ご提案してみたいと思います。

1回目のメニューは「家でたこ焼きを作ろう!」 です。

※ご家族の健康状態が良いことが大前提となります。すこしでも体調がすぐれない場合や、何らかの感染が疑われる場合は、他のメニューでお願い致します。

それでは、下記の目次に続きまして、本編スタート致します。

目次

1、おすすめの理由
2、必要な器具
3、材料
4、作り方(ちょっとしたコツも)
5、まとめ

1、おすすめの理由

関西の人を除くと、ご自分でたこ焼きを作った経験が無い人が、多いのではないでしょうか?私もそうでした。たこ焼きは買って食べるものであって、自分で作ろうとは思っていませんでした。

そんな私が、たこ焼きを家で焼くようになったがきっかけは、たこ焼き器の衝動買いでした。たまたま入ったお店の入り口に、たこ焼き器が売られていて 、思っていたよりも安く(1,000円位)、娘がたこ焼き好きだったこともあり、何となくで購入してしまいました。

冷静に考えますと、たこ焼きの焼きかたは、テレビや屋台などで焼いているのを見たことがありますが、難しそうです。スマホのゲームで焼いた時も、残念なスコアでした。。。

しかし、買ってしまった以上は、作らない訳にもいきません。かなり無謀かとも思いましたが、思い切って、たこ焼きを作ってみると、、、意外と形に出来てしまいました。そして、子供たちも大喜びで、たこ焼きをクルクルひっくり返して、楽しんで焼いてくれました。味の方も、焼き立てのおかげか、かなりおいしく、大満足!それ以来、年に数回、たこ焼きを楽しんでいます。

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さて本題の「家でたこ焼きを作る」おすすめの理由、Top5をあげてみます。

①焼くのが楽しい
たこ焼きを作ったことの無い子供にとっては、家でたこ焼きが作れることと、つくってもよいということに、まず驚きがあると思います。上手く丸く焼くのには、若干のコツがいるかもしれませんが、上手くいってもいかなくても、非日常的な楽しみができることは、間違いありません。そして、すぐに上手に焼けるようになってしまいますよ。

②子供と一緒に料理が出来る
生地を混ぜたり、材料を切ったり、焼いて食べて、後片付けまで、特に難しい工程もないので、子供と一緒に出来ることばかりです。また、兄弟が多い場合でも、手分けして準備がやりやすいことと、焼くのに時間と回数がかかることで、作業の取り合いが無く、ケンカ率が低いこともおすすめポイントです。

③苦手な具材を抜くのが簡単

自分の家で作るからこそですが、苦手な具材を抜くことが簡単なのも良い点です。私の娘はマヨネーズが苦手で、そして実は、次男はタコが苦手。。。そう、マヨ抜きどころか、普通のお店ではありえない、タコ抜きのたこ焼きも簡単に出来てしまうのです!ちなみに次男は、たこ焼きは大好きと言っております(笑)。

④時間に余裕が無いと出来ないことなので、時間がある「今」が良い
家でたこ焼きを作るのに、問題が無い訳ではありません。一番はやはり、時間がかかってしまうことだと思います。市販のたこ焼きであれば、買ってくるだけか、あたためるだけですぐに食べることが出来ますが、自分たちで作るとなるとそうはいきません。しかしながら、「今」であれば、ゆっくりと時間を使うこともおすすめのポイントになります。

⑤コスパが良い
たこ焼き器に初期投資が必要ですが、安いものであれば、1,000円位からあります。

材料費を4人~5人分くらいで考えると、普通にスーパーで売っているたこ焼き粉で、500g・300円位。タコは400円位で、材料費の総額で、2,000円~3,000円位で十分かと思います。材料費に幅があるのは、家によくあるもの(マヨネーズ・かつお節など)の購入が必要かどうかと、どれだけ材料にこだわるかの差になります。

プロのたこ焼きの値段と比べるのもなんですが、お店のものであれば、8個で500円位はかかると思います。外食をイメージして、ドリンク代も含めて比べて頂くと、かなりコスパが良いことを実感して貰えると思います。

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以上、おすすめの理由でしたが、いかがでしょうか?「クルクル焼いてみようかな」と思って頂けましたら、次のステップは器具の用意です。

※注意点と致しまして、ヤケドの恐れがあります。小さなお子様はもちろんですが、パパさん・ママさん含めまして、くれぐれもご注意下さい。

2、必要な器具

たこ焼きに必要な器具は以下になります。

・たこ焼き器
・竹串(千枚通し)
・油引き
・ボウル
・泡だて器
・おたま


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たこ焼き器には、大きく分けると2つのタイプがあります。電気タイプとガスタイプです。

電気タイプはたこ焼き専用のものと、他の料理もできるホットプレートタイプがあります。もしかしたら、ご自宅でお使いのホットプレートに、たこ焼き用のプレートが付属品としてついているかもしれませんね。

ガスタイプは、カセットコンロと一体になった専用のものと、通常のガスコンロでもカセットコンロでも使用できるプレートタイプがあります。

それぞれ長所短所があり、金額的・タイプ的にも色々ありますので、予算とお好みで選択してください。ちなみに「自動」のたこ焼き器もありますよ。

たこ焼きが初めてで、新しく購入するならば「電気タイプ」をおすすめ致します。理由は子供と一緒に、卓上で焼くことを考えると、安全面で電気タイプの方が有利だからです。また、火力の調整が不要もしくは簡単な点も、初心者向きですね。

予算に余裕があれば、プレート部分が取り外せるタイプが、お手入れ楽だと思います。また、本格的に焼きにこだわるなら、ガスタイプで鉄製のプレートの方が良いかもしれません。しかし、私の家で使用しているような、一番安いタイプでも楽しむには十分ですよ!

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竹串は、たこ焼きを焼く時・クルクルひっくり返す時に使います。こだわるかたは、専用の千枚通しや、たこ焼き用のピックも良いと思いますが、竹串でも十分いけます。特にプレートが、コーティング(フッ素樹脂加工など)されているたこ焼き器は、金属性のものは使用不可の場合があります。うちは竹串オンリーです。

油引きも、ご家庭にあるものを使用して頂き、無い場合は、キッチンペーパーで十分に代用が可能です。雰囲気的には、先端部分が綿素材の油引きで、ぐりぐりするのがカッコいいと思いますが、うちはシリコン素材のハケ(お菓子作り時に、バターを塗ったりするやつ)を使っています。シリコン素材は、お手入れ簡単ですね。

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たこ焼き器以外の器具は、ご家庭にあるものが多いと思います。意外と器具を使わずに出来てしまうとおもいませんか?さて、ハードルが下がったところで、次に材料を見ていきましょう。

3、材料

「粉」「たこ焼き用の粉」がありますので、こちらを使いましょう。もちろん、小麦粉からもつくれますが、専用の粉の方が簡単で、おすすめです。たこ焼き用の粉の裏面に、材料が記載されていますので、そちらも参考にして材料をそろえて下さい。

粉+水+卵、が一般的です。

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次に「タコ」ですが、初心者は茹でてあるタコ(ボイル済みのタコ)が、扱いやすくておすすめです。生のタコも美味しいとは思いますが、子供とゆっくりと作りますので、取り扱いが簡単な方が良いでしょう。また、焼くときも、生は水が出ますから、難しいかもしれませんね。

タコの産地ですが、スーパーでよく売られているのは、モーリタニア産かモロッコ産ではないでしょうか?この2か所は、値段的にも味的にも良好な品が多くおすすめです。国産のタコは、特に明石産が有名ですが、値段が高く、置いているお店は少ないかもしれません。私は、残念ながら国産のタコを、使ったことがありませんが、美味しそうですよね。でも、モーリタニア産・モロッコ産で、十分に美味しいと思います!

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タコと一緒に入れる具材を、お好みで選んで下さい。

・青ネギor長ネギorキャベツ
・天カス
・紅ショウガ


といったところが、一般的です。

特に好き嫌いや、好みがなく、どの組み合わせでも大丈夫であれば、粉の裏面orたこ焼き器の説明書に記載されているとおりに、まずは作ってみるのも良いと思います。

うちの場合は、「キャベツ+天カス」です。ネギと紅ショウガは、妻と子供2人が苦手なため、選択肢から除外されています(笑)。個人的には、紅ショウガをちょっと入れると美味しそうだと思っていますが。。。

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その他のおすすめな具材が、「ソーセージ」です。タコの代わりとして使ってみて下さい。 タコが苦手なかたはもちろん、 タコが好きなかたも、味と食感が変化して、意外とおいしく頂けると思います。

あとは、「チーズ」もおすすめですね。タコの代わりに入れても良いですし、タコ+チーズや、ソーセージ+チーズもありです。チーズの焼けた匂いもまた、食欲をそそります。

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トッピングもお好みでご用意ください。

基本は、こちらの4点ですね。
・ソース
・マヨネーズ
・青のり
・かつお節


その他としては、ポン酢やおしょう油もあっさりして美味しいです。冷蔵庫にある色々な調味料を試すのも、面白いかもしれません。意外なものが、ヒットするかも!?

ソースに関しては、「たこ焼き用ソース」をぜひご用意下さい。普通のウスター・中濃・濃厚ソースではなく、お好み焼き用のソースでもなく、わざわざメーカーが「たこ焼き用」としているだけのことはあり、たこ焼きのクオリティーが格段に上がると思います。ぜひ、たこ焼き用を!ちなみにうちは「オタフクソース」が多いです。

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材料のイメージはつかめましたでしょうか?「たこ焼き・レシピ」で、検索して頂くと、色々出てきますので、お子様と一緒に考えてみて下さい。

参考までにうちの場合は、

・粉
→買い物に行ったお店にある中で、好きなものを選ぶ

・具材
→タコ、キャベツ、天カス、ソーセージ、チーズ

・トッピング
→たこ焼きソース、マヨネーズ、青のり
(かつお節は、出し忘れて使わない場合が多い。。。)

以上を用意します。粉とタコとたこ焼きソース以外は、割と家にあることが多いです。

材料は、こだわりとお好みで、楽しんで選んでください。ただ、あれもこれもと用意すると大変かもしれません。まずは、シンプルな材料で作ってみて、次回からバリエーションを増やすのも、良いと思います。

4、作り方(ちょっとしたコツも)

まずは、生地と具材を用意します。

生地は、たこ焼き粉に記載されている分量で混ぜていきます。コツとして、卵を割り入れるときは、粉を入れたボウルに直接入れるのでは無く、別の容器(お椀など)に入れてから、ボウルに入れるやり方をおすすめします。この方法であれば、卵の殻が誤って入ってしまった場合に、簡単に取り除くことが出来ます。卵を割るのが不慣れなお子様に、思い切り割ってもらいましょう。

タコの大きさは、お好みで決めて下さい。初めての場合は、大きさがよく分からないかもしれませんね。しかし、たこ焼きにしてみると、もっと大きい方が・もっと小さい方が・このくらいがちょうど良い・・・など、不思議とよく分かります。このため、ふぞろいの大きさでもOKですし、心配ならば、全部は切らずにおいて、1回焼いてみてから切れば間違いないでしょう。また、包丁で切るよりも、キッチンばさみの方が、簡単で安全かもしれません。小さなお子様は、特にケガにご注意下さい。

キャベツは、みじん切りにします。ネギは薄い輪切りか、みじん切り。紅ショウガは、そのままか、みじん切り。レシピなどを参考にして、お好みでご用意ください。

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焼き方の前に、1点注意事項です。初めて使用するたこ焼き器は、最初に「ならし」が必要なタイプがあります。特に鉄鍋の様な良い素材(南部鉄など)の場合は、最初の油ならし・鍋ならしが重要と言われております。説明書にそってご対応下さい。

ちなみにうちのは、フッ素樹脂加工プレートで、使用前に軽く拭いた程度で使い始めました。

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さて、それではいよいよ、焼いていきます。

まずはプレートをしっかりと温めて頂き、スタートです。

①油をひく
→穴の底に少し玉が出来る位で、ちょっと多めの方が焼きやすい。

②生地を穴の半分くらいまで入れる
→だいたいの量でOK!

③具材をあわてずに入れる
→基本は、火が通りにくいタコから。でも、順番が適当でも大丈夫。

④生地を穴からあふれるまで入れる
→穴から、あふれさせるのがポイント、後からあふれた生地を使う。
→とは言え、プレートからは、あふれない様にご注意を!

~少し待ってからクルクル開始!~

⑤具材を生地で包む感じでひっくり返しつつ、丸い形を目指す
→あふれさせた生地でフタをするようなイメージ。
(生地をあふれさせないと、ここで生地が足りなくなる)
→まずは90°くらいで止めてから180°まで回転が楽かも。
→いきなり180°でもOK!

~少し待つ~

⑥さらにクルクルして、まん丸を目指しつつ、焼き上げる
→生地が飛び出している部分を、下側に押し込んで丸くする。
→楽しみつつ、きれいな焼き色を!

⑦焼き上がり!
→早く焼ける穴と、遅い穴がある場合は、焼けたものからお皿に移し、遅い穴から早い穴へ、たこ焼きを移動させる。

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作り方のイメージをつかんで頂けましたでしょうか?最後にお好みのトッピングをして完成です!さあ、焼きたてを、お腹いっぱい食べましょう

ですが、特に小さなお子様や、熱いのが苦手なかたは、やけどにご注意下さい。冷ましたい場合は、ようじorはしで、たこ焼きに穴をあけて、中側の熱を逃がすと早く冷めます。

たこ焼きで一番難しいのが、上手に丸く焼くことだと思います。そして、一番楽しいことも、上手に丸く焼くことだと思います。1回や2回、失敗しても気にせず、ガンガン焼いてみて下さい。すぐに上手く焼けるようになりますよ!

※新品のたこ焼き器は、プレートに全く油が染みていません。また、焼き始めよりも、2回目以降の方がプレートの温度が安定してきます。つまり、初めて焼く時が、一番難しい状態となるハズです。もしも、1回目から上手に焼けてしまったら、才能あり過ぎかもしれません!?

5、まとめ

ストレスが溜まり易い今の状況を、なるべく快適に乗り切る為の、イベント的お昼ごはんとして、「家でたこ焼きを作る」 をご紹介しました。

少し手間と時間はかかりますが、子供と一緒に料理を楽しめて、食育にもつながると思います。たこ焼き器の購入がネックかもしれませんが、安いものでも十分ですし、長く使えば(我が家の購入は2012年で、ノートラブル)使うほど、割安です。タコが苦手でも大丈夫!時間のある今だからこそ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

はじめて自分たちで作った、たこ焼き! きっと、美味しさと楽しさが、満点ですよ。ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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結びで、恐縮ですが、世界的な大流行となってしまった、COVID-19 。感染されたかたの一日も早い回復と、亡くなられたかたのご冥福をお祈りいたします。そして、少しでも早く、平穏な日常が回復して欲しいと思います。

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